仮面ライダー龍騎に登場した浅倉威:仮面ライダー王蛇の食事についてまとめました!
仮面ライダー龍騎は今までの仮面ライダーの中にあった、仮面ライダー=正義を壊した作品でもあります。
特に、仮面ライダー王蛇に変身した浅倉威に関しては、仮面ライダーの正義の像とは正反対の極悪なキャラクターとして描かれ、今なお根強い人気を誇っていますね。
そんな浅倉威が劇中で食べた食事は、作品を視聴した方にとってはどれも印象に残るようなものばかりでした。
そこで今回は、仮面ライダー王蛇:浅倉威が劇中で見せた、とても人間とは思えない食事についてご紹介していきたいと思います。
浅倉威の人間じゃない食事シーンまとめ!
仮面ライダー龍騎がそれまでの作品に比べ異質と言われたのが、13人のライダー同士によるバトルロイヤルという設定でした。
ライダー同士が戦いあうというインパクトのある設定は当時話題になりましたが、その設定を象徴するようなキャラクターが今回紹介する浅倉威です。
凶悪犯罪を起こした脱獄犯という名に恥じぬ暴力的なシーンを幾度となく見せたことも特徴的ですが、とんでもない悪食ぶりを見せたことも衝撃的でしたね。
一体どんな食事をとっていたのでしょうか?
貝のパスタ
貝のパスタと聞くと一見普通の食事のように思えますが、実は視聴者の中で一番衝撃的なシーンとして語られている食事がこれになります。
これは浅倉威があまりにもお腹がすきすぎて、仮面ライダーゾルダこと北岡秀一から貝のパスタを奪って食べるシーンが元ネタとなりました。
浅倉はパスタを奪うなり、何と貝殻ごとバリバリと食べてしまったのです!
さすがに殻は最後に吐き出しましたが・・・凄く強烈なシーンでしたね。
なお、これに関して浅倉威を演じた萩野崇さんは、貝殻で口の中を切ってしまい、ひどく流血し大変な目にあったようです・・・。
生卵一気飲み
これは仮面ライダー王蛇の名前にふさわしい食べ方でしたね。
蛇が卵を丸飲みするかのごとく、浅倉威も数個の生卵をコップに入れて一気に飲んでいます。
いくら卵と言ってもその食べ方は誰にも真似ができないのではないでしょうか?
萩野崇さんの役者魂が凄いと思いますね。
生サバ丸かじり
これはスピンオフ作品である「仮面ライダーブレイブ Surviveせよ!復活のビーストライダー・スクワッド!」でのシーンです。
夜遅くに帰宅する女性を襲撃した浅倉威が、女性の買い物袋から生魚を取り出し一かじり・・・。
「サバかぁ・・・」と言ってかぶりついた浅倉でしたが、その魚がハマチであることに気づいて「サバじゃねぇ!!」と激怒するというものでした。
これだけ見ても何のことかいまいちピンときませんが、実はこれ、いわゆる中の人ネタです(笑)
萩野さんが主演を務めた特撮作品:超光戦士シャンゼリオンの1シーンで「サバじゃねえ!」と叫ぶシーンがあり、それをファンサービスとして使用したというものでした。
これがわかった方はかなりの仮面ライダー及び萩野崇ファンですね。
トカゲの姿焼き
浅倉威が生きるために見せた、食に対する執念が凄いと言われるシーンです。
ライダーバトルの仕掛け人である神崎士郎が野宿をしている浅倉のもとへ様子を見に行った際に、浅倉から「食うか?」とすすめられたのが、このトカゲの丸焼きでした^^;
いくら他人に食事をすすめるとはいえ、過去も未来もトカゲの丸焼きを渡してきた仮面ライダーは最初で最後だと思いますよね!
なお、劇中では浅倉が実際にその焼いたトカゲを食するシーンが映されています。
実はこれは本物のトカゲではなく、トカゲのフィギュアに食用肉をつけたものらしいですが、直火で焼いたためにフィギュアが溶けて肉を食べるのが大変だったそうです。
これも萩野崇さんの役者魂が感じられるシーンですね。
浅倉威の人間じゃない生い立ちや過去を紹介!
ここまで仮面ライダー王蛇:浅倉威の悪食ぶりについてお伝えしてきました。
中には思わず引いてしまうようなものもありましたが、彼がこのような食事をするようになった背景として、悲惨な生い立ちがあったことに触れなければなりません。
ここからは浅倉威の人間とは思えない生い立ちについて見ていくことにしましょう。
悲惨な生い立ち・・・
お前……そうだ…お前だ pic.twitter.com/i6D7qMsXCl
— 浅倉威 (@AsakuraOujabot) 2019年4月3日
浅倉威の生い立ちはかなり凄惨なものになります。
幼少期は両親に弟と比較され、虐待をされて育ちました。
そのことが浅倉の人格を形成し、浅倉自身が両親や弟に手をかけるという結果を呼んだのは、劇中で浅倉本人の口から語られていましたね。
高校も中退し、自動車工場や販売店へ勤務するなど職を転々としますが、たびたび傷害や殺人事件を起こしていたようです。
浅倉が事件を起こす理由は、基本的に「イライラしたから」とかなり自分勝手なものとなっていました。
そのイライラで霧島美穂の姉の命を奪ったことから、劇場版では仮面ライダーファムこと霧島美穂に狙われていました。
理由にならない理由で人の命を平気で奪う・・・浅倉は人間というより怪物といった方が正しいでしょうね。
泥を食べて生きていた過去・・・
浅倉威「お前、泥を食ったことがあるか?」 https://t.co/sW7zbb8ePr
— 仮面ライダー迷(名)言bot (@kamenraidagazou) 2019年4月3日
そんな浅倉威は、実は生きることついてかなり執着しているキャラクターです。
生き続けるには当然ながら食べることが必要ですが、浅倉威は純粋にそれを求めていました。
上述での食事に対する異常なものはこの執着心が原因でしょう。
特に浅倉の生い立ちから考えると、生き続けるためには手段を選択しない人間、という表現が正しいと考えられます。
その食事の異常さは食べるものがなくても、無理やり見つけ食するまでに至っていました。
劇中で語られた衝撃的な食事、それは泥水をすすることです!
たしかに泥水はお金もかからなければ、準備をする手間もありません。
しかし、当然ながら人間が口にするようなものではなく、そんなものにまで手を出さないと生きていけなかったという浅倉の過去の凄惨さを表していました。
終わりに
今回は浅倉威の食事シーンについてご紹介いたしました。
貝ごと貝のパスタを食べる、トカゲを焼いて食べる、生サバの丸かじり、泥水をすするといった、悪食ぶりではおそらく右に出るものはいないほどのむちゃくちゃな仮面ライダーでしょう。
設定上は虐待や差別などの凄惨な過去を送ったからこそのキャラクターでしょうが、これを見事に演じた萩野崇さんが凄いと感じますね。
凄惨さが目につくキャラクターですが、このように劇中で見せた一面もまた面白い要素となります!
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