スーパーヒーロー戦記のネタバレ感想と考察まとめ!セイバー本編との関係性も紹介

仮面ライダーセイバー

仮面ライダーセイバーの2021年夏映画「セイバー+ゼンカイジャー スーパーヒーロー戦記」についてご紹介いたします!

令和初2作品目の仮面ライダー作品として注目を集めた仮面ライダーセイバー。

社会情勢の関係からCG技術を駆使した撮影で休止することなく撮影を終え、2021年8月末までの放送がほぼ確定している状況となっています。

今回はそんな仮面ライダーセイバーの2021年夏に公開される映画について、その内容のネタバレや本編との関係性についてご紹介していきたいと思います。

スーパーヒーロー戦記(仮面ライダーセイバー2021年夏映画)のネタバレ!

2020年9月から予期せぬ休止が一度もなく放送を終えようとしている仮面ライダーセイバー。

終盤になるにつれて、ネット上ではストーリー展開やキャラクターの言動に対して大きな盛り上がりを見せています。

そんな仮面ライダーセイバーが今回、戦隊ヒーロー作品45周年記念として、機界戦隊ゼンカイジャーとコラボした夏映画を上映することになりました。

過去作の仮面ライダーも登場すると発表された「セイバー+ゼンカイジャー スーパーヒーロー戦記」はどのような内容なのか、早速見ていくことにしましょう!

セイバー+ゼンカイジャー スーパーヒーロー戦記のストーリー内容(予告)

まずは予告動画とともに、すでに明らかとなっているストーリー内容について確認していきたいと思います。

 

新たな小説の執筆を試みる神山飛羽真:仮面ライダーセイバーでしたが、スランプのため思うように作業が進みません。そんな飛羽真を見かねたユーリ:仮面ライダー最光は「機界戦隊ゼンカイジャー」の本を読むよう飛羽真に勧めました。

早速本を読み始める飛羽真。と、その時、一緒に本を読んでいたユーリと須藤芽依を合わせた3人は、突然本の中に閉じ込められ、ゼンカイジャーの世界に召喚されてしまいました。

一方、同じころブルーンが別の本を開いた瞬間、五色田介人:ゼンカイザー、ガオーン・マジーヌ・ブルーンの4人が逆に仮面ライダーセイバーの世界へと召喚されてしまいます。戸惑う飛羽真たちと介人たちは、自らがいる場所がどこなのかを探り始めました。

 

なぜ2つの世界が融合してしまったのか・・・。その答えは、「スーパー戦隊の書」と「仮面ライダーの書」を含めた禁書を補完するアガスティアベースの異変にありました。

アガスティアベースを守る衛兵:アスモデウスが反乱を起こし、この2冊の本を解き放ったことが原因だったのです。現実と物語の世界の境界があいまいになり、仮面ライダーとスーパー戦隊の他の作品までもが混ざり始める異常事態に・・・。

事態を把握した飛羽真と介人は互いの存在を認識し、解き放たれた禁書を元に戻すため協力して動くことになりました。すでに解き放たれた歴代ヒーローと協力しながら動く飛羽真たちの前に、ある謎の少年が現れ・・・!

セイバー+ゼンカイジャー スーパーヒーロー戦記のストーリー内容を予想


予告では仮面ライダーとスーパー戦隊の世界が混ざり合うことが発表されましたね!

共通の敵であるアスモデウスを倒すため、飛羽真と介人が協力しながら戦うことが明らかとなっています。

そんな中で出会う謎の少年の存在が、今回の作品のカギを握る人物となることでしょう。

その正体はすでにいろいろと考察されていますが、一番有力なのはまだ漫画家としてデビューする前の石ノ森章太郎先生ではないか、ということです。

 

仮面ライダーもスーパー戦隊も原作はともに石ノ森章太郎先生が描いた作品であり、それぞれ50周年・45周年を記念する節目の年であることを受けたコラボ作品であることから、劇中に登場させた、というものですね。

今回倒すべき敵として登場するアスモデウスは、怪人側として石ノ森章太郎先生に接触し、仮面ライダーとスーパー戦隊の存在そのものを消し去ることを企んでいるようです。

果たして、石ノ森章太郎先生はアスモデウスの思惑に乗せられることなく、仮面ライダーとスーパー戦隊の味方となるのでしょうか?

そして、融合してしまった世界は元に戻るのか・・・映画の結末がどうなるか楽しみですね!

 

なお、当記事では映画公開後にそのあらすじを簡単にご紹介していく予定にしています。

気になる方や映画を見た後振り返りをしたい方はぜひブックマークをお願いします!

仮面ライダーセイバーの2021年夏映画のゲスト出演者紹介!

ここまで仮面ライダーセイバーの2021年夏映画「セイバー+ゼンカイジャー スーパーヒーロー戦記」の内容についてご紹介してきました。

ここからはすでに発表されているゲスト陣と、仮面ライダーセイバーの本編に影響する点について見ていきたいと思います。

セイバー+ゼンカイジャー スーパーヒーロー戦記のゲスト紹介

今作品は仮面ライダーとスーパー戦隊のコラボ作品ということで、それぞれの歴代作品で登場したオリジナルキャストを登場させることがすでに発表されています!

仮面ライダー側とスーパー戦隊側に分けて、紹介していくことにしましょう。

仮面ライダー側のゲスト紹介


まず、仮面ライダー作品側のゲストとして、仮面ライダージオウの常盤ソウゴ役:奥野壮さんと仮面ライダーゼロワンの飛電或人役:高橋文哉さんが出演することが発表されています。

ゼロワンはセイバーの前作品であることと、ジオウは平成仮面ライダー20周年記念という点から、出演が決まったのではないかと考えられますね。

さらに、仮面ライダー電王からイマジンズの4体を演じた各声優陣、オーマジオウの声を演じた小山力也さんも声で出演することが明らかとなっています。

特に人気が高い仮面ライダー電王のイマジンズは、声優というところで出演も他のキャストに比べると容易なのかもしれませんね。

 

仮面ライダーに変身するゲスト以外で出演する仮面ライダー関連のゲストとしては、まず仮面ライダー電王に登場したデンライナーのオーナー役である石丸謙二郎さんが発表されています。

イマジンズが登場するという点で、デンライナーの登場や4体のまとめ役としての出演が期待されますね。

さらに、仮面ライダーオーズの鴻上光生役である宇梶剛士さんも出演が決定しています。

それぞれの節目の作品を祝うキャラとして、あのケーキを作ってくれるのではないでしょうか。

スーパー戦隊側のゲスト紹介


一方のスーパー戦隊側のゲストとしては、侍戦隊シンケンジャーのシンケングリーン:谷千明役の鈴木勝吾さん、魔進戦隊キラメイジャーのキラメイブルー:押切時雨役の水石亜飛夢さんの2人が出演することが発表されています。

後程紹介する劇場版の特別怪人とそれぞれ西遊記と八犬伝の世界で戦うことから、その世界観を壊さないキャラクターとして選出されたのではないでしょうか。

さらには、特捜戦隊デカレンジャーのデカマスターの声役:稲田徹さんや、宇宙戦隊キュウレンジャーのラプター283とショウ・ロンポー役を演じた声優陣も同じキャラ役として出演が決定しています。

キュウレンジャーだけでなくデカマスターが登場するのは意外だったのではないでしょうか。

劇場版オリジナルキャラのゲスト紹介


続いて、劇場版オリジナルキャラのゲスト紹介です。

まずは今作の敵キャラであるアスモデウス役を演じる谷田歩さんが挙げられます。

数多くのドラマや映画作品などに出演する俳優さんで、特撮作品である本作での活躍も十分期待できることでしょう。

そのアスモデウスの部下である戦隊メギドとライダーワルドはそれぞれささきいさおさん・谷中敦さんが声を担当するという、豪華な顔ぶれとなっています。

 

そして、謎の男を演じるのは、子役から注目され続けている俳優:鈴木福さんです。

仮面ライダー好きを公言する鈴木福さんが念願の仮面ライダー作品に出演するということで、見ている我々ファンも嬉しくなってしまいますね。

先程もご紹介したとおり、ストーリーのカギを握る人物である謎の男として出演することから、鈴木福さんの劇中の言動には注目したいところです。

さらには、秘密戦隊ゴレンジャーのアカレンジャー:海城剛役を演じた誠直也さんもアカレンジャーの声役として、また仮面ライダー:本郷猛役の藤岡弘、さんが同じく本人役で出演されるとのことで、どちらの作品のファンであっても嬉しいキャスティングが用意されているようですね!

セイバー本編との関係性とその後に関する考察(ネタバレ含む)


実はこの他に、仮面ライダーセイバー側のゲストとして横田真悠さんが出演することも発表されています。

演じる役は大人になったルナということで、本編とどう関係があるのか気になるところではないでしょうか。

仮面ライダーセイバーもストーリーの佳境を迎えようとしているところから、ここでの出演の意味についても探ってきたいですね。

劇場版が上映となった後、こちらで深く考察をしていきたいと思いますので、気になる方はぜひブックマークをお願いします!

気になる新しい仮面ライダー作品の発表は?

さらに、今回の映画のポスターに移されている謎のキャラクターについても、ここで少しご紹介しておきたいと思います。

毎年夏の映画には次の作品で主役となる仮面ライダーが少しだけゲスト出演するのが恒例となっていますよね。

今回もポスターに乗っているキャラが新しい仮面ライダーであるという考察から、ファンの間ではかなり話題となっています。

一体どんなライダーなのか、その答えを以下の記事で別にまとめていますので、気になる方はぜひチェックしてみてください!

新作仮面ライダー作品のネタバレはこちら!

スーパーヒーロー戦記のストーリーネタバレと感想!

ここからはスーパーヒーロー戦記のストーリーのネタバレをしていきたいと思います。

ネタバレを気にする方はこの部分を読み飛ばしていただくことをオススメいたしますので、ご注意ください。

スーパーヒーロー戦記のストーリー(ネタバレ注意!)

ノーザンベースより宇宙へと昇る一筋の塔。宇宙空間に達するその頂点には、仮面ライダーとスーパー戦隊の物語が記された無数の本が封印されている本棚がありました。

その本棚をアスモデウスが解放。衛兵たちを打ち破ると、アスモデウスはすべての本を融合させ、自らの野望を果たすべく行動を開始したのです。

そんなことは知らない飛羽真は大スランプのため作品が書けず、芽衣をやきもきさせていました。作者は作品にとって神だと話す飛羽真は、登場人物を傷つけたくないという思いからアイデアが思い浮かばず、悩んでいたのです。

そんな様子を見かねたユーリは「面白い本がある」と一冊の本を手渡しました。それは本屋にも置かれていない「ゼンカイジャー」の本だったのです。

 

ゼンカイジャーの本を不思議に思いながらも手に取った飛羽真。登場人物や設定に感銘を覚えたのも束の間、本屋にいた賢人も同じく別の本を見つけ皆を驚かせます。

と、その時2人が手にしていた本が光りはじめ、飛羽真と芽衣・ユーリはゼンカイジャーの本の中に、賢人は別の本の世界に閉じ込められてしまったのです。残された倫太郎は目の前で起こった出来事に驚きを隠せません。

飛羽真たち3人が目を覚ますと、そこはキカイノイドと人間が共存する世界でした。キカイノイドに驚いた飛羽真たちの前に、五色田介人を探すジュランの姿が。

ジュランから介人のことを尋ねられた飛羽真。ジュランや介人の名前を聞いた瞬間、飛羽真たちはゼンカイジャーの世界に閉じ込められたことを知ったのでした。

 

そのジュランが探していた介人たちも、少し前、仮面ライダーセイバーの本を見つけ大騒ぎしていました。本を開いた介人はジュランを残し、マジーヌ・ガオーン・ブルーンの3体とともに仮面ライダーセイバーの世界に閉じ込められてしまったのです。

セイバーの世界にやってきた介人たちはビルの屋上で倫太郎と遭遇。飛羽真たちと関連があると知った倫太郎は、介人たちをノーザンベースへ連れて行きます。

一方、ジュランと行動をともにした飛羽真たちの前に暴れまわる怪人が現れました。ジュランと協力して戦う中、その様子を1人スケッチする謎の少年の姿が・・・。

少年を襲おうとした怪人でしたが、少年が鉛筆を向けると、怪人の攻撃は止まり怯んでしまいました。驚く芽依に保護された少年でしたが、次の瞬間、一緒に戦っていたユーリが突然消滅してしまったのです。

 

ジュランと協力して怪人を倒した飛羽真。少年を保護し、ジュランとともに五色田家へ移動しました。

章太郎と名乗る少年は、五色田家でもスケッチを止めようとしません。章太郎はセイバーたち戦っていたヒーローのスケッチを続けていたのです。

そんな中、セッちゃんを通じて飛羽真と通信できるようになった介人が声をかけました。ソフィアによると、ノーザンベースの頂点にあるアガスティアベースに眠っていた禁書がアスモデウスによって解放され、現実と物語の境界があいまいになっているというのです。

セイバーとゼンカイジャーの世界が融合してしまったのはそのせい・・・。突如消えたユーリも、ゼンカイジャーの世界からまた別の世界に飛ばされてしまったというのです。

 

飛羽真や介人はそれぞれ他のスーパー戦隊や仮面ライダーに関する本を持っていました。この本を集め、アガスティアベースに戻すことができれば世界は元通りになる・・・飛羽真と介人は協力しあうことを宣言したのです。

そんな中、アスモデウスは手下である戦隊メギドライダーワルドを生み出していました。次なる計画を開始したアスモデウスは、世界に向け闇の触手を向け始めます。

と、次の瞬間、飛羽真と芽衣、倫太郎と介人たちの体が光り始めました。そして、またしても4人は別の世界に飛ばされてしまったのです。

飛羽真と芽衣が章太郎とともに飛ばされた先は江戸時代でした。怪人に襲われたラプター283とショウ・ロンポーに出くわした飛羽真たちは、通りかかったドギー・クルーガー:デカマスターの助力も得て怪人たちを撃退します。

 

ラプター283とショウ・ロンポーは飛羽真たちにお礼を言うと、残る剣士たちを集めてほしいと頼み込みます。本を持った8人の剣士を集める・・・その言葉に、飛羽真たちは八犬伝の世界に飛ばされていたことを知ったのでした。

飛羽真たちは残る剣士を探すべく山中を歩くと、果し合いを始めようとする2人の剣士を発見しました。2人はそれぞれシンケングリーンキラメイブルーに変身すると、互角の戦いを繰り広げます。

2人が剣士ではないかと思った芽衣の言葉を受け、ジュランが戦いを仲裁。読み通り、2人は仮面ライダーやスーパー戦隊の本を持っていたのです。

これで本を持つ剣士:飛羽真とドギー、谷千明と押切時雨は4人。残る4人の剣士を探そうと息巻く中、章太郎は「僕の書きたいヒーローは違う」とつぶやき・・・。

 

一方、介人と倫太郎は砂漠のど真ん中に飛ばされていました。戸惑う2人を前に、巨大なオーマジオウが現れ、三蔵法師とともに天竺へ向かうよう呼びかけます。

西遊記の世界に飛ばされたことを知った2人の前には、まさしく孫悟空一行の服装をしたイマジンズが現れました。

自分たちについてくるよう命令するモモタロスに戸惑う倫太郎とノリノリの介人・・・。と、そこへ戦隊メギドが怪人を引き連れ現れました。

戦い始めるイマジンズに後れを取りながらも、介人と倫太郎は戦闘を開始。モモタロスは仮面ライダー電王に変身し戦いを優位に進めますが、その時戦隊メギドがセッちゃんを人質にとったのです。

 

このままではセッちゃんの命が・・・。と、その時1人の男が現れました。驚く戦隊メギドの前で帽子を取った男の正体は常盤ソウゴだったのです。

グランドジオウに変身したソウゴは歴代ライダーの力でセッちゃんを救出すると残る怪人を撃破。戦隊メギドはその場から姿を晦ましてしまいました。

戦いを終えた介人と倫太郎に、イマジンズはデンライナーに乗って天竺まで行くことを提案。無理やり乗車させられた倫太郎は、これまで起きた異変に対し疑問を抱き続けます・・・。

しかし、イマジンズはまったく聞き入れず、介人もこの先がどうなるのか見てみたい、と倫太郎の不安を汲みとろうとしません。デンライナーのオーナーも「一度走り出したら終点まで止まらない」と話し、倫太郎はますます不安に・・・。

 

そんなこんなで天竺にたどり着いた一行でしたが、待っていたのはまたしても戦隊メギドと怪人たちでした。倫太郎の悩みはある一冊の本を見たことが原因でしたが、その謎は未だに解決できず、しかたなく戦いを始めます。

介人とともに戦隊メギドを倒した倫太郎。と、その時ライダーたちはいきなり別の場所へと飛ばされてしまったのです。

一方、剣士たちを探す飛羽真たちの前にライダーワルド率いる怪人たちが出現。戦いの最中、助太刀に入った飛電或人:仮面ライダーゼロワンだけでなく、剣士ではないと思っていたジュランも本を見つけたことで残る剣士はあと2人に。

章太郎の「意外なところに剣士がいる」という言葉をヒントに、ラプター283とショウ・ロンポーも剣士であることを知り、それぞれワシピンクとリュウコマンダーに変身。ここに、8人の剣士が集ったのです。

 

8人の剣士の力を合わせてライダーワルドを撃破した飛羽真たち。しかし、次の瞬間飛羽真たちも別の場所へ飛ばされてしまったのです。

飛羽真たちと介人たちは同じ世界に飛ばされていました。再会を喜ぶのも束の間、目の前には倒したはずの戦隊メギドとライダーワルド、そして多くの怪人たちが立っていたのです。

ヒーローたちをまとめて倒すと息巻く怪人たちに、返り討ちにしてやると叫ぶ飛羽真たち。それぞれ変身して戦う中、倫太郎だけは変身しようとしません。

心配する芽衣に自らが読んだ本を見せた倫太郎。芽依の表情も一変する中、倫太郎もようやく変身し、戦いの輪に入ろうとします。

 

ヒーローたちが激闘を繰り広げる中、少し離れたところでその様子を章太郎がスケッチしていました。そして、その側にはなんとアスモデウスの姿が!

ヒーローたちの世界を解放し、章太郎に存分に見せたと話すアスモデウスでしたが、章太郎はヒーローの活躍を見れば見るほど、自身が書きたいヒーロー像がわからなくなってしまったと語ります。と、次の瞬間、章太郎はこれまでスケッチしてきたヒーローたちの絵を破り始めたのです!

章太郎が破ったヒーローの絵は、戦っているヒーローにも影響し、破られたヒーローは次々とその存在を消滅していきました。戸惑う飛羽真の前で介人も消滅し、ついに大量の怪人と飛羽真・芽衣の2人だけになってしまったのです。

一方、章太郎の言葉に失望したアスモデウスは用済みだと話し章太郎を消し去ってしまいました。アスモデウスの目的はヒーローを集め、その存在を一気に消滅させるというものだったのです。

 

戸惑う飛羽真に、芽衣は倫太郎が差し出していた本を手渡します。その本は仮面ライダーセイバーの本だったのです。

本の中にはこれまで飛羽真が体験してきたことが綴られ、その結末はアスモデウスの勝利という形で締めくくられていました。飛羽真の思いも空しく、事態は物語に描かれた通りに進み、ついに飛羽真も消滅してしまったのです・・・。

再び目覚めた飛羽真。目の前には賢人が座っていました。

先程までの戦いを尋ねる飛羽真でしたが、賢人は寝ぼけているのかと軽くあしらいます。目の前には食事が置かれ、その横には飛羽真のことを親しげに話しかける見知らぬ女性が。

 

飛羽真はその雰囲気から、大人になったルナだと知り、いきなり抱き着きました。戸惑うルナでしたが、賢人も一緒になって抱き着き合い、食事を始めます。

飛羽真の脳裏にはルナや賢人たちの楽しい平穏な思い出が蘇りました。戦いの無い平凡な一日が、一番幸せだったんだと、飛羽真は安心してしまいます。

と、その時本棚から一冊の本を見つけた飛羽真。その本の名は「石ノ森章太郎伝」・・・飛羽真は章太郎の正体が石ノ森章太郎であることを悟ったのです。

次の瞬間、飛羽真は章太郎の住むアパートに来ていました。章太郎の描いたメルヘンチックな作品が出版社に認められたと報告する芽衣の様子を見ていた飛羽真は、章太郎に「ヒーローを書いてほしい」と声をかけます。

 

飛羽真の呼びかけに、芽衣は章太郎が二度とヒーローを書かないことを決めたと告げました。章太郎にとって、ヒーローを描くことは同時に悪も描くことであり、そのことが苦痛でたまらなかったのです。

そう、アスモデウスの狙いはヒーロー作品を生み出す作者=神に苦痛を与え、ヒーローを描くことをさせないというもの。ヒーローが存在しない世界で存分に暴れるというのが、アスモデウスが考えた作戦だったのです。

その狙いを看破した飛羽真は、章太郎に人間臭いヒーローを書くことが本当にやりたいことではないのかと迫りました。正義も悪もすべて人間が生み出したもの、そういった面をすべて描くことがヒーローだというのです。

飛羽真の呼びかけに目が覚めた章太郎は、再びヒーローを描くことを決めました。飛羽真も賢人やルナの幻影に謝りながら、一緒に新たな作品を執筆し始めたのです。

 

世界はアスモデウスの思惑通り、怪人たちが破壊活動を繰り広げ混乱に包まれていました。そこへ現れた飛羽真と章太郎は、新たに描いた「スーパーヒーロー戦記」の本を掲げ、消えてしまったヒーローたちをよみがえらせたのです。

歴代の仮面ライダーとスーパー戦隊が勢ぞろいするなか、飛羽真と介人も仲間とともに変身し、怪人たちと戦いを始めました。次々と怪人たちを圧倒していくなか、アスモデウスは強力な攻撃で反撃を開始。

と、そこへ章太郎たちも見知らぬ新たなヒーロー:仮面ライダーリバイと仮面ライダーバイスが現れました。2人はアスモデウスを圧倒すると、どこかへ消えていったのです。

ひるんだアスモデウスに歴代ヒーローたちは総攻撃を開始。巨大化で対抗するアスモデウスでしたが、最後は仮面ライダーセイバースーパーヒーロー戦記フォームやゼンカイザーたちの合体攻撃を前に撃破されてしまいました。

 

戦いを終えた飛羽真たちの前で、仮面ライダー1号:本郷猛が変身を解除し、章太郎のことを「先生」と呼びました。やはり、章太郎の正体は石ノ森章太郎だったのです。

しかし、石ノ森章太郎はすでにこの世からいなくなった存在・・・。章太郎は自らがいなくなった後に誕生した飛羽真や介人のことを優しく見つめ、帰るべき世界へと戻っていったのでした。

すべての禁書は元に戻り、再び平和な世界となった現代。ヒーローたちの活躍は決して消えることなく、時代ごとで語り継がれるものとして、残されていくのです・・・。

スーパーヒーロー戦記の感想(ネタバレ少し含む)

スーパーヒーロー戦記は仮面ライダー・スーパー戦隊のどちらのファンであっても楽しめる良い作品となっていました!

少し仮面ライダー要素が大きい作品でしたが、原作者として登場した石ノ森章太郎にスポットを当て、よくまとまった内容だったと思います。

歴代ヒーローの決めセリフが次々と流されたり、ヒーローは永遠であるということも語られたりと、ファン感涙の展開は素晴らしいの一言でした。

そして、本編終了後のおまけ作品・・・これはもうおまけレベルを軽く超えた「もう1つの本編」だったのですが・・・その詳細はこちらでご紹介しています!

 

まとめ:セイバー×ゼンカイジャーの活躍を見逃すな!

今回は仮面ライダーセイバーの2021年夏映画「セイバー+ゼンカイジャー スーパーヒーロー戦記」についてご紹介いたしました。

非常に興奮する内容で見ごたえ十分な作品でしたね。

特に、仮面ライダーファンにとってはおまけ動画もかなり嬉しく、これだけで映画館に足を運んだ甲斐があったと言っても良いレベルとなっています。

おまけ動画では何が流されたのか、こちらの記事でまとめていますのでぜひご確認ください!


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