仮面ライダーディケイドのストーリーと最終回の続きや結末は?ジオウでの登場も紹介

仮面ライダー

平成ライダー第10作目として放送された【仮面ライダーディケイド】のストーリーと最終回についてご紹介いたします!

平成仮面ライダー放送開始10周年を記念した作品で、それまでに登場した仮面ライダーをモチーフにした作品ということで放送前からかなりの注目を集めていました。

2018年秋から放送開始となる仮面ライダージオウと同じように、仮面ライダーをモチーフにした作品の先駆けとなった今作ですが、いったいどんな内容だったのでしょうか?

今回は仮面ライダーディケイドのストーリーと最終回の結末について解説していこうと思います。

仮面ライダーディケイドのストーリーと最終回の結末は?

2009年に放送された仮面ライダーディケイドは、それまでに放送された平成仮面ライダーの世界を巡っていくという記念作品となりました。

放送期間は半年間と短かったのですが、過去作の仮面ライダーが毎回登場するという展開に期待が集まっていたのです。

その節目の作品がどのような展開となっていったのか、まずはストーリーのあらすじから見ていくことにしましょう。

仮面ライダーディケイドのあらすじと最終回の結末

歴代の仮面ライダーが集う戦場。光写真館を経営する光栄次郎の孫娘:光夏海はその中に1人たたずんでいました。

だった1人のライダーを倒そうと力を合わせるも、次々と倒されていくライダーたち。無情にも、誰1人として倒せなかった仮面ライダー・・・。

「ディケイド・・・」

夏海はそのライダーの名前をつぶやくところでいつも目が覚めてしまいます。

 

光写真館に居候する身である謎の青年:門矢士(かどや つかさ)。記憶も目的も忘れ、いつの間にか住み着いてしまったこの男に、夏海は手を焼いていました。

写真を撮らせてもいつもピントが合わず歪んだ写真になってしまう士・・・。客からのクレーム対応でいつものように謝罪と士への説教を行う夏海。ですが、その日は違いました・・・。

突如、街中を覆う無数のオーロラ。そこからとめどなく出現した怪物は人々を襲い、街は瞬く間に破壊されていきます。

必死に逃げる士と夏海でしたが、途中で離ればなれになってしまいました。

 

士は謎の青年:紅渡に接触します。渡は記憶を失くした士に対し、士が仮面ライダーディケイドであることを告げました。

再び夏海と合流した士は、怪物に襲われピンチとなった時、夏海が偶然拾ったバックルを装着。仮面ライダーディケイドへと変身することに成功しました。

ライダーカードを用いて次々と怪物を倒すディケイド。しかし、使用したライダーカードに描かれたライダーの絵は次々と消滅していきます・・・。

世界の破滅が止まらない・・・。どうにか近くの怪物を追い払った士の前に再度現れた渡は、他のライダーが存在する9つの世界が融合しようとし消滅の危機にあること、士は9つの世界を旅しその破壊を食い止める存在であることを告げます。

自らの世界を見つけるため、士は夏海とともに9つの世界を旅することを決めたのです。

 

士たちが旅した世界では、過去作のライダーが登場する世界ばかり。しかし、どの世界もライダーを取り巻く様々な問題を抱えていました。

士は各世界ごとで衣装が変わり、自身の役割を見つけながら、その世界のライダーと関わり、救っていきました。

途中、士と同じように異世界を旅する海藤大樹:仮面ライダーディエンドとのいざこざがありつつも、時には協力し合いながら進んでいきます。

 

そんな中たどり着いた「ライダー大戦の世界」。世界は大ショッカーの悪の手によって支配されようとしていました。

夏海を大ショッカー幹部:アポロガイストに連れ去られてしまった士の前に、これまで救ってきたはずの仮面ライダーが・・・。しかし、ライダーたちは自らの世界が消えてしまうことを告げ、士にこの世界から出ていくよう言います。

世界の融合はディケイドが登場した時から始まっていた・・・衝撃の事実に自らの旅の意味を見失い混乱する士でしたが、たった1人の仲間を救うために世界を敵に回すこと、仲間を守ることを胸に、夏海の救出に向かいました。

士に触発された海藤やクウガをはじめとするライダーは、力を合わせアポロガイストを倒すことに成功したのです。

 

しかし、直後にライダーたちが次々と消滅していきました・・・。士の前に現れた渡は、

「あなたはすべての仮面ライダーを破壊しなければならなかった。だが仲間にしてしまった・・・。それは大きな過ちでした。」

と告げたのです。次の瞬間、元の世界に戻った士の前には過去作のライダーたちが立ちはだかっていました。

結局夢で見た光景を同じになってしまった・・・覚悟を決めた士は世界の破壊者としてライダーとの戦いを始めます。

次々とディケイドに倒されるライダーたち。戦いの最中、ディケイドに銃口を向けるディエンド。夏海の悲鳴が木霊します・・・。

作品に関する考察

仮面ライダーディケイドは過去作の仮面ライダーが出演した記念作品となりました。これまでのファンだけでなく、初めて仮面ライダーを見た人も楽しめる作品だったと思います。

ここでは、その特徴について詳しく考察していくことにしましょう。

過去作の仮面ライダーの再登場

何と言っても、上記で述べたように過去作の仮面ライダーが再登場したことが作品のポイントとなります。

作品タイトルとなっている主人公役の仮面ライダーはもちろんのこと、劇中に登場したサブライダーも大勢登場したことはファンにとって嬉しいことでした。

ただ、変身者を演じる俳優についてはオリジナルのものではなく、ディケイド用で新たに配役された人ばかりでした。

 

過去作のライダー俳優が登場することを期待していた人にとっては少し残念な結果となりましたが、当時すでに売れっ子の俳優も大勢いたことから、撮影スケジュール等の関係で配役が難しかったのではないかと言われています。

しかし、そのような状況下でもサブライダーについてはオリジナルの俳優が登場するシーンもあったので、その点は嬉しい配役となったのではないでしょうか。

2話1セットのテンポの良いストーリー展開

平成仮面ライダーは大枠のストーリーが少しずつ流れていく中で、短編のストーリーが2話1セットの展開で放送されるという方針となっています。

今作は数々の作品のライダーを登場させる関係で、2話1セットのストーリー展開が非常にテンポの良い流れを生み出したと考えられます。

このことが、放送期間が半年間という短い中ですべての作品を登場させることに成功し、さらには追加で昭和ライダーを登場させることにもつながったのです。

 

特に、昭和ライダーの登場は仮面ライダーを見て育った親世代にとっても嬉しいことだったのではないでしょうか。

仮面ライダーBLACKとRX、アマゾンの登場は古くからのファンにとってはビックリする展開だったと思います。

映画版のライダーも登場

今作にはテレビ版のライダーだけでなく、劇場版で登場したライダーも登場しました。

海藤大樹の世界は仮面ライダー剣の劇場版に登場したライダーとオリジナルの俳優が出演し、視聴者もビックリしたことでしょう。

また、ネガの世界では仮面ライダーキバに出演した武田航平さんが紅音也役で登場し、劇場版に登場したダークライダーが登場するという展開を見せました。

映画館にまで足を運ぶことが難しい人にとっては嬉しい演出だったのと、劇場版を知らない人にとっても「このライダーは何て名前なんだろう?」と思わせるような視聴者受けのする展開でした。

仮面ライダーディケイドの最終回の続きは?

平成ライダーが一挙に登場した仮面ライダーディケイド。実は、最終回と巡ってある問題が起きた作品でもあります。

キーワードは映画なのですが、一体どんなものなのでしょうか?

また、2018年秋から放送開始予定の仮面ライダージオウとの関係についても解説していこうと思います。

仮面ライダーディケイドの最終回の続きに関するエピソード

実は、仮面ライダーディケイドの最終回はBPO(放送倫理・番組向上機構)の指摘を受けるような終わり方で、ニュースにもなる騒ぎを起こしたことで有名です。

上記で述べたあらすじの最後で、ディエンドがディケイドに銃口を向けるシーンで幕が切れた直後、「続きは映画館で!」との案内が流れたのです。

これが、続きを知りたい視聴者に対して、映画の視聴を強制させる悪質な誘導だという抗議が殺到したことが騒動の原因でした。

 

事実、映画版では本編の続きとして、最終回直後のシーンから始まる内容となっており、映画を見に行くことができない人の機会を奪ったとして非難されたのです。

そのため、仮面ライダーディケイドの結末を知るためには、本編の最終回まで視聴することと劇場版を見ることがほぼ必須となってしまったのです。

最終回の続きを映画につなげた理由

この理由として、製作者側は番組に対する一つの挑戦として取り組んだことを明かしています。

非難覚悟で最終回の放送直後に映画の予告を流したこと、最終回の終わり方そのもので1つの作品を完結させ、劇場版はあくまでifストーリーであることが述べられているのです。

しかし、これを知らない人にとっては上記のような不満を抱くのはある意味仕方がないと言っても良いでしょう。

 

事実、リアルタイムに番組を見ていた私も同様の感情を抱いた1人です。

ただ、ディケイド以降の映画作品においては、本編とクロスするような内容のものが多くなっており、テレビ放送と合わせて映画を楽しめるような流れを作ったのも事実です。

そういった意味では、まさに仮面ライダーディケイドは1つのターニングポイントとなった作品と言えますね。

仮面ライダーディケイドと仮面ライダージオウの関係

2018年秋から放送された仮面ライダージオウでは、仮面ライダーディケイドの登場人物である門矢士と海東大樹がそのままの設定で準レギュラーとして登場しました。

この2つの作品の共通点は記念作品であるということです。

ディケイドが平成仮面ライダー10周年、ジオウが20周年を記念しており、どちらも仮面ライダーがモチーフの作品となっています。

ディケイド以上に過去作のライダーが登場し、オリジナルキャストも続々と起用したこともあって、ファンにとっては毎週の放送がとても楽しみな作品となりました。

まとめ:最終回の展開が影響を受けた記念作品だった

今回は仮面ライダーディケイドのあらすじや内容について考察してきました。

最終回の続きを映画に誘導した点が影響を及ぼしましたが、平成ライダー全作品をテーマにしたことは評価すべき点でしょう。

平成ライダーを一挙に楽しめるディケイドから、まだ見ていない作品があればいろいろ確認してみるのも良いですね!


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