仮面ライダーオーズのストーリーと最終回の結末は?アンクの泣ける名言も紹介!

仮面ライダー

2010年~2011年に放送された【仮面ライダーオーズ】のストーリーについてご紹介いたします!

平成仮面ライダー第12作目として放送された仮面ライダーオーズ。

人間の欲望をテーマにした作品であり、主人公と怪人の関係も描かれた感動の作品となりました。

今回はそんな仮面ライダーオーズについて、そのストーリーと最終回の結末がどうなったのかをお伝えしていこうと思います。

仮面ライダーオーズのストーリーと最終回の結末は?

仮面ライダーオーズは主人公と不完全体の怪人:アンクとの奇妙な関係が描かれた作品となりました。

過去作で言えば仮面ライダー電王が、主人公と怪人がパートナーとなって戦っていた作品のですが、その電王以上の絆を放送終了後も見せていたのではないかと思います。

一体どんなストーリーでなぜそのような絆を描いた感動の場面を演出できたのでしょうか?

早速内容について見ていくことにしましょう。

仮面ライダーオーズのストーリーのあらすじと最終回の結末

西暦2010年秋、大企業である鴻上ファウンデーションが保管していた過去の美術品であるオーメダルが長い年月を経て復活。メダルを保管していた美術館は爆発し、怪人グリードが800年もの年月を経て世に解き放たれました。

放浪生活の末、バイトとして美術館の警備をしていた火野映司は爆発に気づかず1人現場に取り残されるも無事に発見されます。バイト先を失った映司は美術館で拾った赤いメダルをバイト代と勘違いし、街中をさ迷います。

 

しばらくして、宙を浮く右腕のみの怪人:アンクにメダルを返すよう言われた映司。直後に別の怪人:ヤミーが人々を襲いはじめ、映司も巻き込まれてしまいます。

命の恩人の刑事:泉信吾に重傷を負わせたヤミーに対し、危険を顧みず立ち向かう映司。その姿を見たアンクは映司を利用することを決め、美術館から盗んできたオーズドライバーを装着させ、仮面ライダーオーズへと変身させました。

 

見事にヤミーを倒した映司でしたが、信吾の命はもはや風前の灯火・・・その時、アンクが信吾の体を乗っ取り、復活させました。アンクは自身の本当の体を復活させるまで信吾の体を利用しようとします。

アンクが離脱すると信吾の体は持たない・・・仕方なくアンクに従う映司は、ヤミーから人々を救うために変身することを条件にオーズへ変身することを受け入れました。

 

復活したグリードはウヴァ・カザリ・ガメル・メズール・アンクの5体。それぞれが独自のやり方で人間の欲望を解放させ、ヤミーを生み出し完全体になることを企んでいました。

鴻上ファウンデーションのライダー:仮面ライダーバースに変身する伊達明もまた、自らの目的のためにヤミーを倒し、やがて映司と共闘するようになります。その中で、バースを開発した鴻上ファウンデーションの科学者:真木清人は世界の終焉を目論み、自らグリード側につき禁断のオーメダルの復活を行いました。

 

自らオーメダルを体内に取り込み恐竜グリードとなった真木は、残りのメダルを映司に取り込ませ、映司も恐竜グリードの力に苦しみながらも戦っていきます。同じころ、アンクの体をした別のグリード(アンク:ロスト)が、アンクを取り込み自分のものにしようとしていました。

目的は異なるも、いつしかお互いの存在無くしては戦えなくなった映司とアンク。メダルの力に負けた映司がグリード化した時、アンクは自らの命を顧みず映司に自らの欲望を問いながら映司を助けました。そして、アンクが別のアンクに取り込まれた時は、映司が別のアンクを倒し、元のアンクが復活したのです。

 

次々とグリードが倒されていく中、ついに真木はすべてのコアメダルを取り込み暴走。自らの手で人類を滅ぼそうとしました。別のアンクとの戦いで自らのコアメダルが消滅寸前のところまで至ってしまったアンクは、最後の戦いのために自らのメダルを映司に託し、映司は真のオーズとなり見事に勝利しました。

アンクが乗っ取っていた信吾の体は元に戻りましたが、アンクはメダルの破壊とともに消滅。映司は壊れたメダルを拾い、いつの日かアンクに会えることを夢見ながら、再び放浪の旅へと出ていったのでした・・・。

作品に関する考察

人間の欲望に焦点を当てた仮面ライダーオーズは火野映司とアンクの関係が軸となった話となりました。

今作の特徴や考察について大きくポイントをまとめてみました。

怪人の心情をうまく描写したストーリー

今作も見どころは何度も挙げているようにアンクの存在が大きいです。

アンクは今作の敵であるグリードで、命が欲しいという欲望に忠実な怪人でした。

当初はいがみ合っていたアンクと映司でしたが、人間に憑依したアンクが人間の感覚を疑似的に取得したことで、人間の命の大切さや素晴らしさを知り、最終的に心が満たされたことがうまく表現されています。

 

普段当たり前と思っていることが、他人にとっては当たり前でないことや、生きているという実感がどういうものなのか、自身の欲望とはいったい何なのかを深く考えさせられるストーリー展開は、見る人を感動させました。

ラストシーンの映司とアンクの会話や、お互いに手を伸ばしあうシーンは流涙もので、私自身、録画した映像を何度も見返したほどです。

散りばめられたギャグ要素で締まったストーリー展開に!

上記のような大きなストーリーの軸があるのですが、その軸をより強調していたのが、ところどころに散りばめられていたギャク要素です。

欲望を題材にし、ともすれば見ている人を不快に思わせてしまう可能性もあった作品でしたが、その心配を全く感じなかったのはこのギャグ要素といっても過言ではないでしょう。

映司が登場シーンからパンツ1枚となったところから始まり、ヒロインが怪力の持ち主だったり、自動販売機に跨ってうなだれるオーズのシーンがあったりなど、枚挙に暇がありません。

過去作でも度々ポイントとなっていたコメディーリリーフですが、今作は上手く使われていたように思います。

作品関連のおもちゃの売り上げがピークに!

仮面ライダー作品に関連して話題になるのがおもちゃの売り上げです。

新作の仮面ライダーが発表されると、変身ベルトや武器、途中からパワーアップアイテムの登場などで約1年間販促活動が行われます。

仮面ライダーオーズ以前も当然ながら関連のおもちゃが発売されていたのですが、前作の仮面ライダーWからその売上額が急上昇しており、仮面ライダーオーズでピークに達しました。

 

オーズが変身するために使用するオーメダルがその原因で、発売開始当初はどの店も品薄で予約分は完売、店頭に並ぶ商品も早い時間から並んで買わないと手に入らないという代物でした。

オーズの場合、メダルの組み合わせでベルトの音声が変わることが宣伝されており、すべての音声を聞いてみたい購入者の購買意欲を刺激したことが原因です。

まさに“人間の欲望”を逆手にとった販売で成功したと言えるでしょう。

この販売金額はその後の作品も続き、仮面ライダー鎧武まで落ちることなく経過しています。

仮面ライダーオーズのアンクの泣ける名言を紹介!

ここまで仮面ライダーオーズのストーリーと最終回の結末について解説してきました。

今日まで人気が高い作品と評されている仮面ライダーオーズの中でも、怪人アンクが語った名言は「泣ける」というファンが多いのが特徴です。

一体どんな名言だったのでしょうか?

アンクの泣ける名言を紹介!

今回はアンクの名言の中でも特に有名なものをピックアップしてご紹介したいと思います。

第46話のシーン

有名なシーンの1つは第46話で見せた映司とアンクの海辺での取っ組み合いのシーンでしょう。

欲望が無い映司と命が欲しいアンクがぶつかり合い、アンクが映司に欲望を尋ねるシーンです。

映司がこれまで欲望を示さなかった本当の原因が明らかになるとともに、アンク自身が自らが欲する命について理解したことで有名となりました。

海辺でびしょ濡れになってセリフを言い合うシーンはリアリティーに溢れており、見るもの全員を引き込ませてしまうような迫真の演技となりました。

最終話よりパート1

最終話で暴走したグリードを止めるべく、アンクは自らがセルメダルに戻ってしまうことを顧みず、映司に自らのコアメダル3枚を託したシーンです。

変身音声が串田アキラ氏ではなく、アンクのものとなっており、ファンにとってしびれる展開となったことは明らかですね。

ちなみに2017年冬に公開された劇場版仮面ライダーでオーズがゲスト出演した際も、タジャドルコンボに変身した時の音声がこのアンクのものとなっており、映画館で見た私は思わず声を上げてしまいました(笑)

最終話よりパート2

何とか暴走グリードを倒した映司。しかし、アンクの意思が宿るコアメダルはヒビが入った状態で使用されていたことからついに限界を迎え、アンクの意思そのものが最期を迎えようとしていました。

ただのメダルが意思をもって終わりを迎えられることへの喜びを語るアンク。そんなアンクを消滅させたくない映司は懸命に手を伸ばしますが、その時にアンクが言ったのが上記のセリフです。

いつも他人のために行動していた映司に、自分ではなく他の大勢の手を掴むよう言ったアンク。それだけで感涙ものですね・・・。

まとめ:アンクとの絆がファンの心をつかんだ作品

今回は仮面ライダーオーズのストーリーと最終回の結末についてご紹介してきました。

怪人との絆を描いた作品としてファンの脳裏に焼き付いた感動作であることがわかりましたね。

今後もライダーファンにとって忘れられない作品であり続けることでしょう。


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