仮面ライダーWのストーリーと最終回の結末は?設定に関する裏話についても

仮面ライダー

2009年~2010年にかけて放送された【仮面ライダーW】についてご紹介いたします!

仮面ライダーディケイド以降の後半の平成仮面ライダー作品として始まったものであり、2人で変身する仮面ライダーという新しい取り組みを行ったことで有名です。

特に主役として登場した菅田将暉さんは放送終了後から人気が急上昇し、今日の活躍を見せるまで成長しています。

今回はそんな仮面ライダーWがどんな話だったのかについて考察していきたいと思います。

仮面ライダーWのストーリーと最終回の結末は?

上記のように、2人で1人の仮面ライダーに変身するという、これまでにない斬新なコンセプトの仮面ライダー作品となった仮面ライダーW。

これほどまでに挑戦的な作品でしたが、人気は非常に高まり、好きな仮面ライダー作品として挙げられるファンも多いのが特徴です。

他にも様々なコンセプトを用いて人気を博したのですが、まずはどんな話だったのかについて見ていくことにしましょう。

仮面ライダーWのあらすじと最終回の結末

年中風が吹き止まない都市:風都で私立探偵をしている左翔太郎は、探偵の師匠である鳴海荘吉の跡を継ぎ、鳴海探偵事務所で人々の依頼を受けていました。荘吉のようなハードボイルドな探偵を目指す翔太郎ですが、すぐに感情的になるなど未熟な面があり、ハーフボイルドと言われる毎日・・・。

1年前、鳴海荘吉の命と引き換えに救った謎の少年:フィリップを匿いながら過ごす翔太郎のところへ、ある日荘吉の娘である鳴海亜樹子が立ち退きを訴えてきました。荘吉の居場所を探している亜樹子に真実を伝えられない翔太郎は困り果てますが、そこに1件の依頼が・・・。

 

風都の住民が持つ情報網を頼りに手がかりをつかんだ翔太郎は、地球の本棚からありとあらゆる事象を検索できるフィリップに分析を依頼し、怪人:ドーパントが起こした問題であることを突き止めます。ドーパントのもとへ駆けつけた翔太郎とフィリップはダブルドライバーで仮面ライダーWへ変身。ガイアメモリで怪人へと変身した人間を倒し、その命を救いました。

ガイアメモリがらみの問題が頻発する風都を守ること・・・それが翔太郎の思いでした。亜樹子はそんな翔太郎の行動に感化され、自らが鳴海探偵事務所の所長に就任し、翔太郎とフィリップの活動を認めました。

 

ガイアメモリの出どころを突き止めようとする翔太郎とフィリップ。しかし、手掛かりはつかめず、ドーパントとなった人間を救うという後手に回る対応が続きました。

その頃、風都を影で支配する園崎一家は影の組織:ミュージアムを立ち上げ、ガイアメモリを人々に配り実験を繰り返していました。その目的はガイアインパクトを起こし、地球の生命体を滅ぼすという恐ろしいものでした・・・。

 

徐々に問題の核心に近づく翔太郎とフィリップですが、ミュージアムは仮面ライダーに標的を合わせ、命を狙ってくるようになります。

同じようにミュージアムのドーパントに家族の命を奪われた照井竜:仮面ライダーアクセルと協力しながら、翔太郎とフィリップはついに園崎一家がガイアメモリ事件の犯人であることを突き止めました。

 

しかし、フィリップが園崎家の末子:園崎来人であること、10年前に事故で命を失い、地球のエネルギーの結晶体としてミュージアムに捕らわれていたことが明らかに・・・。さらにはフィリップがガイアインパクトのキーとなる存在で、もうすぐ消滅してしまうことも明らかになり、翔太郎は動揺します。

苦悩の末、フィリップとともに園崎家の野望を撃ち滅ぼした翔太郎とフィリップは、影でミュージアムに肩入れする財団Xの幹部:加須順を倒し、風都に平和が訪れました。しかし、フィリップは翔太郎の前で姿を消してしまいました・・・。

 

時が経ち、仮面ライダージョーカーとして探偵業を続ける翔太郎。ある日、ガイアメモリがらみの依頼が舞い込み、ジョーカーとして戦いますが、予想以上の相手に苦戦してしまいます。

その時、聞き覚えのある声が・・・消えたはずのフィリップが復活し、再び仮面ライダーWとして戦い、見事に風都の平和を守ったのです。

ストーリーの考察とポイント

2人で1人の仮面ライダーという新しい取り組みで平成ライダー後半の作品をスタートさせた仮面ライダーW。そのストーリーのポイントを取り上げ考察したいと思います。

2人の主演俳優が人気に!

まずは何と言っても主役の仮面ライダーWが2人でないと変身できないというコンセプトが斬新であったことです。

これまでは主役と言えば1人と決まっていたのですが、この作品で固定概念を壊したことが大きなポイントでしょう。

そして、その変身する2人の俳優もこれまでの作品同様にイケメン俳優を起用し、見事にはまったことが挙げられます。

 

左翔太郎役を演じた桐山漣さんは、放送終了後数々の連続ドラマに出演し、今もなおその活躍の幅を広げている存在です。

また、フィリップ役を演じた菅田将暉さんは様々なドラマや映画の主演やCM、さらには音楽活動などジャンルを問わない活躍を見せ、その人気はまさに折り紙付きと言っても過言ではありません。

若手のカメレオン俳優と称されたほどの演技力は、まだまだこれから先、多くの作品に出演し活躍することでしょう。

現役アイドルの準レギュラー起用

仮面ライダーWでは主役の2人だけでなく、準レギュラーにも有名芸能人を起用していました。

その中でも、当時AKB48に所属し活躍していた板野友美さんと河西智美さんの2人を起用したことは当時話題になりましたね。

AKB48の中でもどちらかといえばギャル系と称された2人が女子高生のカリスマ的存在としての役を演じ、主人公の翔太郎を何度もサポートしたことは、作中で取り上げられるべきポイントと言えます。

現役アイドルの起用によって、その後の仮面ライダー作品に登場する女優に着目する人がより増えたことは事実ですね。

仮面ライダーV3のオマージュ

今作の特徴として、仮面ライダーV3のオマージュとなる部分がいくつか散見されることが挙げられます。

まず、仮面ライダーWの首に巻かれたマフラーは、仮面ライダーシリーズで久々に登場したもので、V3に限らず昭和ライダーのオマージュと呼べる部分となります。

また、仮面ライダーアクセルである照井竜はドーパントに家族全員の命を奪われた存在として、ドーパントに復讐を誓う仮面ライダーとして登場しました。

これは仮面ライダーV3の設定である、両親と兄弟の命を奪われたことへの復讐と重なる部分となります。

大きなポイントはこの2つとなりますが、仮面ライダーV3を見ていた世代の方にとっては「おや?」と思う部分だったのではないでしょうか。

仮面ライダーWの設定に関する裏話を紹介!

ここまで仮面ライダーWのストーリーや特徴についてポイントを絞ってお伝えしてきました。

ここからは仮面ライダーWの設定に着目し、裏話も含めた情報をご紹介したいと思います。

仮面ライダーWの裏話

数ある仮面ライダーWの裏話の中でも、特に多いのは設定に関するものでした。

ネット上でも指摘されている裏話について、代表的なものをご紹介していきましょう。

Wのデザインは仮面ライダー1号と仮面ライダーBLACKがモデル

仮面ライダーWの基本フォームであるサイクロンジョーカー。

このフォームのモデルとなったのは、サイクロン側が仮面ライダー1号、ジョーカー側が仮面ライダーBLACKとなっています。

確かに、首に巻かれたマフラーは1号さながらのものであることが伺えますね。

また、公式情報ではバッタもモデルとなっているそうで、仮面ライダーらしさが詰まったデザインとなっていることもわかります。

照井竜は園崎家の家族にする予定だった

仮面ライダーアクセルに変身した照井竜ですが、初期設定では園崎家の息子として描かれていたようです。

もし敵になっていたらと思うと・・・とても恐ろしい展開になっていたことでしょう。

初期設定が原因でストーリー上にもいくつか名残があったことも、この事実を知っていれば納得のいく部分なのではないでしょうか。

アイデアが煮詰まった結果、最強フォームと加頭順は無個性に

仮面ライダーWを成功させるためにスタッフはアイデアを出し続けましたが、サイクロンジョーカーエクストリームと財団Xの加頭順のキャラクターについては設定が難航したそうです。

新しいアイデアを求め続けるあまり、良い案が出ず非常に困っていた結果、サイクロンジョーカーエクストリームはサイクロンジョーカーの強化形態という、ある意味無個性な結果となったそうですよ。

その中でも、サイクロンジョーカーのフォームを上手く発展させ、複数のガイアメモリを使用できるようにしたのは評価すべき点でしょう。

同様に財団Xの加頭順も、保のキャラクターに負けない個性を追求した結果、逆に無個性になったということが明らかとなっています。

まとめ:挑戦的な設定から生まれた名俳優に注目!

今回は仮面ライダーWのストーリーや最終回の結末などについて解説してきました。

2人で1人の仮面ライダーという挑戦的な設定が目を引く作品となりましたが、結果として成功したのは評価すべき点でしょう。

菅田将暉さんも今や売れっ子俳優となったことから、この作品の素晴らしさは後にまで語り継がれることでしょう!


コメント

タイトルとURLをコピーしました