仮面ライダーウィザードのストーリーの内容と最終回の結末は?晴人とコヨミのその後も

仮面ライダー

2012年~2013年に放送された【仮面ライダーウィザード】のストーリーについてご紹介いたします!

平成仮面ライダー第14作目として放送された仮面ライダーウィザードは魔法使いをテーマにファンタジー要素を取り入れた作品となりました。

絶望を乗り越えた先にある希望も隠されたテーマとして設定されており、東日本大震災後のエールも込められた作品となりましたね。

そこで今回は仮面ライダーウィザードについて、そのストーリーと最終回の結末をお伝えしていこうと思います。

仮面ライダーウィザードのストーリーと最終回の結末は?

前作の仮面ライダーフォーゼが宇宙をテーマにしたメカニカルな世界観を演出していたのに対し、今作は魔法使いというSFチックな世界観を生み出しています。

仮面ライダーに魔法という一見イメージが湧かない組み合わせとなっていますが、攻撃のバリエーションも増えておりとても面白い作品となりました。

一方で、ストーリーは絶望と希望という2つの相反するものを表現し、困難に立ち向かう強さや過程を見事に演出しています。

そんな仮面ライダーウィザードのストーリーについて確認していくことにしましょう。

ストーリーのあらすじと最終回の結末

魔法使い・・・それはおとぎ話の中だけに存在するものではなく、実在するものでした。操真晴人は魔力が込められた指輪を使い、様々な魔法を駆使しながら怪人:ファントムと戦っていました。

ファントムはゲートと呼ばれる人間をあらゆる手で絶望させ、ゲートの命と引き換えに新たなファントムを生み出そうとする存在・・・。かつて晴人は大量のゲートが集められた闇の儀式:サバトで唯一生き残り、魔法使いとなる資格を得てファントムを倒すという使命を担ったのです。

晴人は指輪の魔法使い:仮面ライダーウィザードとして、心の中にあるファントム:ウィザードラゴンを抑え込みつつ、絶望寸前のゲートを救っていました。そのもう1つの目的は、サバトの後、晴人に魔法使いの資格を与えた白い魔法使いから託された少女:コヨミをファントムから守ることでした。

 

コヨミは晴人の魔力が無いと生きていけない体となっており、ファントムもまた、究極の魔法石である賢者の石と関係のあるコヨミを狙っていました。また、魔法使いは晴人だけでなく、ビーストドライバーを偶然にも発見した仁藤攻介仮面ライダービーストとして、戦い続けなければならない運命を楽しみながらファントムを倒していきました。

ファントムを統べるワイズマンは手下のファントムであるフェニックスやメデューサ、グレムリンにファントムを増やすよう命令し、晴人たちを追い詰めようとします。しかし、グレムリンだけはワイズマンの命令に密かに反し、賢者の石を自らのものにするべく水面下で行動していました。

 

ある日、晴人と仁藤はメデューサにそっくりな少女:稲森真由と出会います。双子の妹である真由は姉である美紗がファントムの手にかかったことから、ファントムへの復讐を考えていました。

その中で、真由は絶望を乗り越え、魔法使いとなる資格を得ます。白い魔法使いが真由の他にも魔法使いを増やそうとすることに対し、自身と同じ思いをしてほしくない晴人は反発します。

実は、白い魔法使いの正体はワイズマンであり、コヨミの父親である笛木奏でした。コヨミはすでにこの世にはおらず、コヨミを蘇らせるために笛木がサバトを開き、ゲートの命をコヨミに入れようとしたのがすべての元凶だったのです。

結局、不完全な状態で復活したコヨミを晴人に預けた笛木は、再びサバトを開くために魔力を持つファントムを増やそうとしていました。しかし、魔法使いとなるゲートが増えたことでその理由も無くなり、笛木はファントムを見捨て、晴人ら魔法使いを操り大規模なサバトを開こうとしたのです。

 

どうにかサバトは仁藤の手によって阻止されました。それでもなおコヨミに執着する笛木を晴人は止めようとします。その時、グレムリンが笛木とコヨミを襲い、2人の命とコヨミの体内にあった賢者の石を奪っていきました。

人間になろうとするグレムリンは賢者の石を取り込み、強大な力で人々を襲います。晴人はコヨミの思いを胸にグレムリンと対決。賢者の石を取り返し、コヨミとの思いによって変化したホープウィザードリングの魔力でグレムリンを倒しました。

決戦後、晴人は1人ホープウィザードリングを手にどこか遠い場所へ向かい旅に出ました。「静かに眠りたい」というコヨミの最後の希望を叶えるための場所を探しに・・・。

作品に関する考察

魔法使いと怪人の壮絶な戦いを演出した仮面ライダーウィザード。

今作の特徴について早速見ていくことにしましょう。

変身ベルトの特徴的な音声

仮面ライダーに欠かせないものは変身ベルトですよね!

過去作でも様々なベルトが登場してきたのですが、作品を重ねるごとにベルトの音声が増え、ついにしゃべるようになってきています。

仮面ライダーオーズでは謎の歌を歌うという特徴があったのですが・・・今作は謎の歌だけでなく、思わず笑ってしまう音声も入りました。

例えば、変身待機音の「シャバドゥビタッチヘーンシーン!」や、必殺技を繰り出す時の「チョーイイネ!サイコー!」は思わず「何だこれ!?」と叫んでしまったことを覚えています(笑)

本当の最終回は51話で、52・53話はおまけ?

今作は次回作である仮面ライダー鎧武の放送開始時期の都合上、2012年9月初旬~2013年9月末まで放送されていました。

通常であれば8月末で終わる作品だったのですが、そのために数話多く放送されています。

一応、ストーリー上は51話で完結しているのですが、放送話数が残った関係で52話と53話が追加で作成されたということなのです。

 

この52話と53話は、晴人がコヨミの願いを叶えるべく、ホープウィザードリングを安置できる場所を探す中、過去作の仮面ライダーが登場する世界に迷い込んでしまったという内容となっています。

仮面ライダーディケイドに出演した井上正大さんも門矢士役で登場し、久々にお茶の間に姿を現したことで驚いたことを覚えています。

ちなみに、きっちりと仮面ライダー鎧武も登場し、次回作の宣伝も行っていました(笑)

西洋の怪物がモチーフとなったファントム

仮面ライダーウィザードの敵役として登場した怪人:ファントムは、西洋の怪物や神話に出てきた空想上の生き物を当てはめています。

主要ファントムであるフェニックスやメデューサ、グレムリンはもちろんのこと、ミノタウルスやサイクロプス、ガーゴイルやバハムートなど、名前だけでも聞いたことがあるような怪人が大勢登場しました。

魔法だけでなく、こういった怪人の登場も重なってよりSF観が深まっています。

公式サイトには元ネタとなった怪人がどのような設定なのかも解説されていたため、毎回放送終了後に確認するのが楽しみでした。

晴人とコヨミのその後の関係は?

ここまでは仮面ライダーウィザードのストーリーについて解説してきました。

今作の注目すべき点は晴人とコヨミの関係です。劇中では恋愛感情は無いと言っていた2人でしたが、本当はどうなのかという議論も当時交わされていました。

ここからは晴人とコヨミの関係について詳しく見ていくことにしましょう。

晴人とコヨミは恋人関係!?

晴人とコヨミですが、劇中で話されたとおり、2人の間に恋愛感情は無いことが明らかになっています。

作品終盤では晴人がコヨミを救うために盲目的になるシーンもありましたが、その根底には絶望からコヨミを救いたいという思いがあったことを考えると、必ずしも恋人を助けたいという一心で行動したのではないことがわかりますね。

ただ、2人の関係性を見て実際のカップルにしたいファンも多く、同人作品で2人をカップリングする人もいました。

 

2人のその後ですが、小説版の最後に、晴人はともにファントムと戦ってきた大門凛子と両想いであることがわかり、結ばれるという結末が描かれています。

そして、コヨミはそんな2人の娘として生まれ変わることを確信しながら天へと昇ったそうですよ。

確かに、劇中では何かと晴人は「凛子ちゃん」と呼び、凛子もまた第1話で晴人に救われてから晴人を追いかけていましたので、お互いにその気があったようですね。

コヨミがかわいいのは奥仲麻琴のせい!?

今作のヒロインであるコヨミを演じたのは奥仲麻琴さんです。

当時、アイドルグループ「ぱすぽ☆(後にPASSPO☆に改名、解散)」のメンバーとして活動していた奥仲さんは、そのルックスと小動物のようなかわいさでファンからの支持を得ていました。

その後、2015年にPASSPO☆を卒業し、本格的に女優として活動を行っており、後の仮面ライダー作品にもゲスト出演するなど幅広い活躍を見せています。

 

そんな奥仲さんは普段のしゃべり方が変わっており、PASSPO☆在籍中に撮影された以下の動画では意外な一面を見ることができます。

・・・いや、かわいすぎでしょ!!私は今作がきっかけでPASSPO☆を知り、ファンになりました(笑)

コヨミがかわいいのは奥仲さんのせいですね!

まとめ:ストーリーとヒロインに注目したい作品

今回は仮面ライダーウィザードのストーリーと最終回の結末についてご紹介してきました。

ストーリーの内容もさることながら、とてもかわいいヒロインに注目したい作品でもありましたね。

魔法と仮面ライダーというコラボをもう一度楽しんでみてはいかがでしょうか?


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