仮面ライダーセイバーのストーリーまとめ!つまらないという評価で最終回が打ち切りに?

仮面ライダーセイバー

仮面ライダーセイバーのストーリーや評価についてまとめてご紹介いたします!

令和2作目の仮面ライダー作品となった仮面ライダーセイバー。

本と剣をテーマにし、ファンタジー要素を盛り込むとともに、社会情勢の影響から多くのCG技術を駆使した挑戦作として発表されました。

そんな仮面ライダーセイバーの全体のストーリーや、作品に対する評価についてご紹介していきたいと思います。

仮面ライダーセイバーのストーリーまとめ!

社会情勢の影響でそれまでの撮影方法が難しくなりつつあった2020年に発表された、令和2作目の仮面ライダー作品である仮面ライダーセイバー。

前作の仮面ライダーゼロワンで経験した撮影面での問題を解決するべく、それまでの作品以上にCG要素などを取り入れた挑戦作として発表されました。

結果として撮影が中断することなく、予定していたストーリーを完遂できたのですが、肝心の内容はどうだったのでしょうか?

第1話から最終話まで4つの時期に分け、ご紹介していきたいと思います。

第1話~第15話:神山飛羽真と闇の剣士

小説「ロストメモリー」の作者である神山飛羽真(かみやま・とうま)は記憶喪失の作家。

新人編集者である須藤芽衣(すどう・めい)に新作の小説を迫られる中、繰り出した街中で突如、繰り返し夢で見た幻想世界:ワンダーワールドへと閉じ込められてしまいます。

ワンダーワールドには人間界を支配しようとするメギドがいて、その侵攻に巻き込まれる形となった飛羽真は、自身の記憶の手掛かりとなるワンダーライドブックに導かれ、成り行きで聖剣:火炎剣烈火に選ばれ、炎の剣士:仮面ライダーセイバーへと変身したのです。

そのメギドとの戦いを見ていた新堂倫太郎(しんどう・りんたろう):仮面ライダーブレイズの導きにより、飛羽真は剣士たちの集まりであるソードオブロゴスに所属し、メギドとの戦いに身を投じることになったのです。

 

ソードオブロゴスには飛羽真の幼馴染である富加宮賢人(ふかみや・けんと):仮面ライダーエスパーダのほか、緋道蓮(あかみち・れん):仮面ライダー剣斬尾上亮(おがみ・りょう):仮面ライダーバスター、刀鍛冶も担う大秦寺哲雄(だいしんじ・てつお):仮面ライダースラッシュといった他の剣士たちも所属していました。

剣士たちを束ねるノーザンベースの長:ソフィアの命でメギドたちと戦う中、メギドの幹部:ストリウス・レジエル・ズオスの3人に加担する闇の剣士:仮面ライダーカリバーの手で賢人が倒され、姿を消してしまいます。

賢人とのかかわりの中で15年前、ワンダーワールドで起きた異変により幼馴染である少女:ルナを失ったことを思い出していて、今回目の前で賢人を失った飛羽真は、人間界とワンダーワールドをつなぐ扉が開かれるという絶体絶命のピンチの中、カリバーとの最終決戦に挑み、見事勝利しました。

しかし、カリバーの正体が15年前の異変で自身の命を救った先代の炎の剣士:上條大地(かみじょう・だいち)であり、ルナを巻き込んだ異変はソードオブロゴス内にいる裏切り者が引き起こしたことだという事実を聞かされます。

かつての闇の剣士は賢人の父:富加宮隼人(ふかみや・はやと)であったはず・・・飛羽真は上條の言葉を受け、ソードオブロゴスに対する疑念を抱くのでした。

第16話~第26話:光の剣士とソードオブロゴス分裂

上條の言葉を信じ剣士たちに協力を呼び掛けた飛羽真でしたが、組織に忠誠を誓う他の剣士たちの反発を買い、逆に追われる立場となってしまいます。

先の戦いの最中で行方不明になったソフィアに変わり、剣士たちを管理するようになったサウザンベースの使者である神代玲花(しんだい・れいか):仮面ライダーサーベラの策略も絡み、仲間だった剣士たちと戦うことになった飛羽真の味方になったのは、1000年前に光の聖剣と融合した剣士:ユーリ=仮面ライダー最光でした。

組織の外から裏切り者を探す飛羽真は、それでも再び仲間と共に戦いたいという思いを他の剣士たちにぶつけていきました。

飛羽真の嘘偽りない思いを知った剣士たちは、次第にサウザンベースのやり方に疑念を抱き始め、年長者である大秦寺や尾上が飛羽真の元へと集い始めます。

 

そんな中、サウザンベースに侵入し真相を探った飛羽真たちは、行方不明になったソフィアがサウザンベース内に捉えられていることを知りました。

その最中、なぜかサウザンベース内にある禁書を盗もうとしていたストリウスから禁書を取り返した飛羽真は、その禁書が暴走した力:プリミティブドラゴンとなり、見境なく暴れまわるようになってしまいます。

しかし、そんな飛羽真を救ったのは倒したはずの闇の剣士・・・その正体は消滅したはずの賢人だったのです。

再会を喜ぶ飛羽真でしたが、賢人は以前の雰囲気とは違いすべての聖剣を封印すると宣言、飛羽真だけでなく他の剣士たちとも敵対する姿勢を見せたのでした。

第27話~第40話:マスターロゴスの反逆と剣士たちの道

やはり裏切り者は組織の中にいた・・・疑念が確信へと変わったその頃、ノーザンベースに集う飛羽真たちを狙い、玲香とその兄である神代凌牙(しんだい・りょうが):仮面ライダーデュランダルが襲撃。

2人がソードオブロゴスの統治者であるマスターロゴスの差し金である知った飛羽真は、真の裏切り者がマスターロゴスであることを知り愕然とします。

メギドたちとも内通していたマスターロゴスを倒すべく、蓮とともに組織を離れた倫太郎に協力を呼び掛ける飛羽真でしたが、組織に育ててもらった過去を持つ倫太郎は現実を受け入れられないでいました。

また、世界の破滅という結末を闇の聖剣の力で見せられた賢人もまた、最悪の結末を回避する唯一の方法はすべての聖剣を封印するしかないということを信じ、飛羽真たちに協力することを拒み続けます。

 

ついに本性を現したマスターロゴスは神代兄弟に命令して次々と剣士たちを襲撃させ、聖剣を奪っていきました。

そしてマスターロゴスは人間界とワンダーワールドをつなぐカギとして復活したルナをも奪い、すべての聖剣の力を集約した仮面ライダーソロモンへと変身、世界を我が物にしようと人類に宣戦を布告したのです。

飛羽真は、倫太郎や賢人を懸命に説得しつづけ、ついに心を通わせたことで新たな聖剣を生み出すことに成功。

クロスセイバーとなった飛羽真はマスターロゴスを倒すことに成功したのです。

第41話~第47話(最終回):メギドとの決着、そして・・・

ついに力を併せてマスターロゴスを倒した飛羽真たちですが、マスターロゴスが作成したオムニフォースワンダーライドブックをストリウスが回収。

その後、仮面ライダーストリウスへと変身する能力を身に着け、自ら世界を破滅へと導くため行動を開始したのです。

世界を救うには力に選ばれた飛羽真がワンダーワールドの住人となる必要があり、そのことが永遠にルナや他の剣士たち人間の前から姿を消すことになることを知った剣士たちは葛藤します。

しかし、飛羽真は自らの手で決められた運命を変えることを宣言、結末を恐れない飛羽真に奇跡が起こることを皆が信じ、ストリウスとの最終決戦に挑んだのです。

 

ストリウスの手によって世界の崩壊が進む中、力を合わせた剣士たちもそれを食い止めようと激闘を繰り広げます。

そして飛羽真・倫太郎・賢人は力を合わせてストリウスを撃破することに成功しますが、世界の崩壊は止まらず、飛羽真たちは消滅してしまいました。

しかし、崩壊の直前に芽衣が世界中の人々に呼び掛け集まった数々の物語の力と、飛羽真自身の力によって寸前のところで崩壊は回避。

1年後、飛羽真が激闘の最中に執筆した小説「エターナルストーリー」が大ヒットし、平和に暮らす剣士たちのところへ、ワンダーワールドの住人となった飛羽真が戻り感動の再会を果たすのでした・・・。

仮面ライダーセイバーの評価はつまらない?

ここまで仮面ライダーセイバーの全体のあらすじについてまとめてご紹介してきました。

ここからは仮面ライダーセイバーに対する評価について、大きく3つに分けてご紹介していきたいと思います。

最新の撮影方法で最終回までストーリーを完遂できた

まずはCGを駆使した撮影技術の積極的な活用をしてきたことについてご紹介してきましょう。

社会情勢の影響により、撮影中断期間が生じた仮面ライダーゼロワンでの反省を活かし、特撮作品でこれまで以上にCGを活用したシーンを盛り込んでいました。

この方法はファンタジー要素が大きくなっている仮面ライダーセイバーの世界観を表現することにも適していて、飛羽真たちを取り巻く幻想的な世界を見事に作り上げたのです。

中にはCG背景での撮影を明らかにわかるようなシーンもありましたが、当時の状況からは精一杯の努力をしていたことがうかがえますね。

 

そして、劇中に最多のライダーが登場したことも見逃せません。

大勢の仮面ライダーの登場は過去を振り返ると仮面ライダー龍騎や仮面ライダー鎧武などが挙げられますが、いずれも同時にすべての仮面ライダーがそろい踏みすることはありませんでした。

今作は敵役を除くすべてのライダーが最終話まで生き残り、さらにそれぞれの変身者にもスポットを当てたストーリーが描かれていたのが特徴となっています

ともすれば置き去りにされてしまいそうな各キャラの細かいストーリーをここまで表現できたのは、製作陣の努力の結晶とも言えるでしょう。

ストーリーの重要な場面を有料コンテンツ化し批判される

その一方で残念だった点としてお伝えしておきたいのが、視聴者を置き去りにした取り組みについてです。

1年間という放送クールの縛りの中で、これだけ多くのキャラクターを登場させていることから、各キャラを掘り下げるストーリーや背景を演出するのはただでさえ難しいものとなっています。

そんなストーリーの根幹にかかわるような重要エピソードやキャラの生い立ちを補完するためにサイドストーリーとして短編作品がいくつも作られたのですが、これらはいずれも地上波放送ではなく、DVDや有料コンテンツでしか視聴できないものとして発表されたのです。

ストーリーに全く関係のない内容や、後日談として放送期間終了後に発表されたのであればまだしも、直接ストーリーにかかわりのあるような内容を放送期間中に配信したことで、内容を視聴できないファン層からは不満の声が続出、結果として人気がさらに落ちてしまったのは痛かったですね。

つまらないストーリー展開から打ち切り説が浮上した

上記のようなファンを置き去りにした対応が原因となり、仮面ライダーファンから放送期間中に言われ続けてきた感想は「つまらない」という意外なものでした。

剣と本というこれまでにない新しいテーマを用いた作品で、各キャラの個性も光った作品ではありますが、逆にキャラが多すぎてわかりづらくなっている場面もあったのが原因のようです。

ストーリー自体も前半からどうしても視聴率が落ちてくる中盤に差し掛かるあたりで鬱展開が多くなり、余計に視聴者離れが起きてしまった感は否めません。

通常であれば再度ストーリーが盛り上がってくる中盤以降で再注目されてくるはずなのですが、想定以上に離れてしまった視聴者を呼び戻すことができず、打ち切り説まで流れてしまったのは心苦しい結果と言わざるを得ませんね。

 

これらの内容は以下の記事に詳しく解説として掲載しています。

結果として素晴らしい作品で幕を閉じた仮面ライダーセイバーですが、挑戦作であるがゆえに失敗した要素もあり、今後の仮面ライダー作品に良い意味に還元してくれることを願ってやみません。

仮面ライダーセイバー批判に関する記事はこちら!

まとめ:賛否が分かれる挑戦作となった

今回は仮面ライダーセイバーのストーリーと評価についてご紹介してきました。

通常の撮影より厳しい条件の中で作られた挑戦作ということで、無事に1年間撮影を完走できた点は素晴らしいと言えるでしょう。

一方でファンからの評価は他の作品に比べると高くない面も見受けられ、今後の作品に対する反省材料として活かしていくものも見えたのではないでしょうか。

個々のキャラ立ちや全体のストーリーは面白いものとなっていましたので、今後も根強いファンが残り続ける作品となることでしょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました